スポンサーサイト

 --------
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ :スポンサー広告 トラックバック(-) コメント(-)

譲ることを知らない政治家たち

 2009-12-13
長らくブログ更新をできずにいる。日本での生活は普段から忙しいが、特に師走になると一段と忙しく感じるのは不思議なぐらいだ。師走に師匠だけが走るのではなくて、師匠を手伝う、師匠から課題が与えられる学生も走るといったところだろうか。

さて、ネパールの政治は相変わらず混乱を極めている。与党とマオイスト間の溝が埋まることなく、合意に達することができていない。主要三党の党首が発言していた”High Level Mechanism”は、いつの間にか言及されなくなっている。主に、与党内の反マオイスト派がそれに反対したことが、このような合意手段が達成できない主な原因だ。特に、合意に導こうと舵取りをしていた統一ネパール共産党の党首は、党内の厳しい立場に置かれている。自党が率いる政府を交代させることをしないといった発言から、なんとかその厳しい立場から脱出する試みがみられる。

一方でマオイストは、第3段階の街頭運動としての象徴的な自治州を宣言し始めている(参考記事・英文)。現段階では一つの自治州を宣言することにとどまっているが、18日までにマオイストが提案する16の自治州すべてを発表することになっている。もちろん、彼らが提唱する自治州は、国民が満足しているものではなく、すでに宣言された(また宣言しようとしている)自治州内の民族から不服を申し立てられている。このような自治州の宣言は、今後の国家の存続に関わってくることをマオイストが理解すべきである。
スポンサーサイト

与野党の駆け引き

 2009-11-19
第三弾の街頭運動を始める期限が明日に迫る中、与党の22政党と野党マオイストの間に合意を得る試みが行われている。

月曜日、シンガポールの病院に入院となった高齢のコイララ党首を会いに、急遽プラチャンダ党首がシンガポールまで向かった。
シンガポールでなんらかの合意に達したのか、水曜日に帰国したプラチャンダ党首は、ネパール政権の寿命は残りわずかと轟々している。また、日曜日のコイララ党首の帰国を待つために第三弾の街頭運動を遅らすという報道もある。

こんな中、ネパール政権はコイララ党首の全治療費を政府が負担することを閣僚決議で採択したようだ。なんとその額は、2000万ルピー(参考:ネパール人の平均所得約5万ルピー)にまで上る(詳細Myrepublica)。コイララ党首の功績をたたえるためとしているが、コイララ党首に気にいられようとするネパール首相の下心が見え隠れする。国民の血税を、現在国民にもっとも嫌われている政治家に使うとは呆れたものである。

日本では果たして、このように「偉大」なる人物を讃えるために国民の血税を使うことは過去・現在にあるのだろうか。是非教えて下さい。

悪いのは「制度」か「成員」か

 2009-07-04
現在のネパール政情について、今注目を集めている若手新聞記者プラシャンタァ・ザー氏が的確な記事を今週のネパーリ・タイムズに書いている。毎週コラムを書いているのだが、今まで読んだ中で一番わかりやすくて核心をついている。政治家(副首相)の実名を具体例として出していることはかなり勇気のあることだと思う。一般的に汚職政治家として知られている人とはいえ、このような印刷物・ネット上で掲載することを阻止するためにはネパール内ではかなりの抑圧がかかることが予想される。

これを読めば、きっとネパール政治に詳しくない人にも現在のネパール政治の実情がクリアになると思う。本文(コチラ)が英語なので、拙い日本語だが意訳を書くことにした。

************************************************
手段問わずの権力闘争
‐ 国を略奪する手段となった政権


過去数カ月を見れば、各政党の官庁の取り合いが顕著にみえる。これでもう一度90年代の汚濁なネパール政界が復活したかのような悪夢だ。ネパール東西南北で現政権の感想を聞いても「今の政治家は泥棒!」という声しか聞こえてこない。

手段を問わずに権力、金、地位を得るのが現政権闘争の目標であることが型にはまった答えであるが、これはある一部分しか説明していない。政治家が閣僚になりたいのはすでに次の選挙を念頭に入れているからである。権力にいることは次回の選挙に当選する確率を上げることになる。 権力にいることは彼らの選挙区にひいきをし、彼らにライバルよりも優位にいる機会を提供してくれるのだ。これを議員や議員希望者 は以下のように説明する。

政治家は選挙区で影響ある人々の様々な面倒-仕事、警察沙汰での手助け、昇進推薦-をみる必要がある。バザールには用心棒、役所には話を聞いてくれる役員の機嫌をとる必要もある。地元記者には、いい記事を書いてもらうためにお茶代ぐらいはも支払わなければならない。
選挙区全体に関しても、だれかの結婚式や他の行事に出て、多少の金額の贈与もしなければならない。もっとも、選挙区の「開発」のために学校や道路も作らなければならん。
これら全ての実現のために各官庁や予算にアクセスある必要がある。そのアクセスこそが閣僚になることである。

もっとも適切な例としてカトマンドゥで汚名高き、現副首相ビジャヤ・ガチャダールを見てみよう。彼はもっとも成功している政治家の一人である。ガチャダール氏の支持者で、ビラートナガールの若手リーダーの証言によると、彼が殺人事件で捕まった時にガチャダール氏が彼を救ってくれた。スンサリの支持者の一人が、病院代を必要とした時にガチャダール氏が払ってくれたという。選挙期間中、彼らのような支持者が、ガチャダール氏のために選挙運動をするのである。ガチャダール氏がどのような思想に基づいているのかは関係ない。彼らが知っているのは、彼らがいかなる助けがいるときにもガチャダール氏がいるということである。

政治家のこのような行動を知るには、根本的な真実を知る必要がある。マハント・タークルはクリーンな政治家の一人である。彼の政党(タライ・マデシ民主党)は赤字運営で、政党維持のためにも政権参加しなければならないのである。

マデシ人権フォラムが分裂した際に、議員の一人になぜガチャダール氏が率いる派閥に参加するのかという質問に対し、議員は「私の選挙区に“開発”をもたらすには、権力にいて予算充てができることか、インド人が病院を建ててくれるしかない。今、我々の派閥(新党)が政権にいることでデリー(インド)が喜んでいる。これはヤダブ派閥と街頭にいるよりはマシだろう!?」

権力にいることが必ずしも、当選につながらないことは前回の選挙でマオイストやマデジ人権フォラムが多くの議席を取得していることで証明されている。しばし、野党にいることがプラスになることもある。しかし、政治家は権力が全てだということを信じてやまない。現制度自身が、政治家が国家を略奪し、その分け前で勢力を強化するという役割を持っているのである。
現制度を精査しない限り、政治家自身を責める意義はない。そして、この制度を精査する議論を進めるのが現制憲議会の理想とされる役割なのである。(しかし、現実にはそのような議論は進んでいない。)
*****************************************************

未だ内閣完成ならず

 2009-07-03
本日、五度目の内閣拡大で、二人の閣僚が加わった。これで32人の内閣になったようだが、未だ内閣が完成したわけではない。今回のネパール内閣の組閣を理由に党分裂につながったマデシ人権フォラムや少数政党のいくつかがまだ閣僚を薦めていない(Nepalnews)。内閣が完成したら、内閣解散しなければならないから時間をかけていると揶揄される始末である。

“調整能力”が売りのネパール首相のはずだが、何一つ調整能力を発揮したことができていない。ネパール政権になって、フォラムが党分裂になった他コングレス党内や統一共産党内でさえ不調和音が響いている。政権運営でいえば、マオイストによる議会妨害がまだ続いている。

現状況をネパール首相がどのように打開していくのかが気になるところだ。現在のままでは期限内に新憲法制定ができそうにない。

明らかなインドの介入

 2009-06-01
今日はネワール民族が自治区を要求してストライク。30以上の交通車両が党員によって壊されたようだ。カトマンズ付近ではまだ別の自治区を要求するグループが現れていないと思うが、今回のストライクの意図はたんに政府に「抑圧」を与えることだけを目的にしていると思われる。これより、南部のタルー民族と「一つのマデシ自治区」要求は明らかに解決困難な問題。各政党はのらりくらりかわすだけで、決着つけることができていない。さて、自治区問題どのような解決方法を向かうのだろうか。

内閣は、今日まで完成されると言われていたが、結局各政党で決着がつかず、今日も発表されていない。一方、インド大使はコングレス党のコイララ元首相とネパール統一共産党のオリ氏に会って、早く内閣を組閣することを「指示」したという。ネパール首相が首相になって一週間、すでに2回インド大使と会っている。マオイストが参謀総長を解任しようとしたときには10回以上プラチャンダ前首相に会い、解任をやめるよう言ったという。明らか様なインドの介入には国民から強い反発があるが、そんなのリーダーたちには関係がないようだ。

≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。