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揺らぐマオ党

 2008-11-24
一週間ぶりの投稿になる。調査が本格化し始め、その処理に追われる日々だ。
その間ブログに関しては怠け癖がついてしまって申し訳ない。
さて、ネパールでの一週間を振り返ると
どうもマオイスト党の弱体化が進んでいると言っても過言ではない。

①YCL:身から出た錆
マオイストの若手組織、YCLの暴力的行動が納まる気配はない。特に、統一共産党の若手組織、YFとの衝突を卒中引き起こしていて、その衝突に巻き込まれてなのか先週2人の遺体(統一共産党の党員とされる)が発見された。(YCLは関与を否定しているが、関与して可能性は高い。)そして、このようなことで決まって起きるのが、加害者への厳罰を求めてのゼネストである。2日間のゼネストを通して、政府は9項目にわたる合意文(被害者家族への補償、調査委員会の設置など)で暴動を抑えたようだが、これに伴ってマオイストと統一共産党の協力関係が揺らいでいる。

②内部分裂の危機
水曜日から開かれているマオイストの党中央委員会では強固派のリーダーがすぐに人民共和国を向かうという内容と提案を出している。一方で、現実派のプラチャンダ首相は民主共和国の方針を出していて両者が真っ向から対立していることが報道されている。

③コングレス党からの外部攻撃
野党最大のコングレス党のコイララ前首相は相変わらず攻撃を怯める隙を見せていない。建設的な野党という公約を守ることもなくマオイスト批判に終始している。今回のYCLの事件は彼らにとってもってつけの題材となっている。
軍併合委員会でもコングレス党からの委員がまだ送られていないようで、
挙句の果てに、軍併合委員会の正式なお願いを受けてていないと主張する始末。
書面でのお願いが無い限り正式な要請ではないらしい。すべての党に関して書面で要請を出しているのであればこの言い分もわからなくはないが、ここまで意地が悪いと足の引っ張り合いにしかみえない。

どうやらマオイストの中央委員会の結果次第で今後の成り行きが決まってくるようで、その結果に注目されたい。国家の安定へ向かう必要がある時期に、党内・党間の言い合いをみているとうんざりだが、建設的な「言い合い」になっていくことを願うばかりだ。


ところで、
拉致問題、核保有、軍事独裁などで世界から嫌われ者の某国の副外相がネパールを訪れているようだ。ネパールへの「援助」を検討しているようだが、自国の国民が飢饉に見舞われている国がなぜこのような提案をするのか実に怪しい。情報通信大臣のマハラ氏も先日この国に訪れていたようなので何かありそうな気がする。

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進まぬ議会

 2009-01-06
12月の下旬から始まったネパールコングレスの議会ボイコットに続き、
少数政党による妨害のため制憲議会がなかなか開会できていない。

マオイストが以前から占拠している土地や家からの撤退や
YCLの暴力活動のコントロールなどを約束してはきたが、
それを実行することに至っていない。
これに反発して最大野党のネパールコングレスが議会をボイコットしたのだった。

これに応じてプラチャンダ首相は3か月以内にすべての占拠土地・家を返却すること、
YCLの準軍事的な構造を3週間以内に解体させることなどの
9点に渡る合意文に署名することによって決着した。

しかし、これとは別件でまたも少数政党のいくつかが、
不可触民カースト(ダリット)への奨学金枠を減らす提言に反発し、
議会の妨害が続いたのだ。

このような動向をみていると新憲法制定は時間通りにできそうにない。
しかし、要求を聞いてもらうために何かを妨害しなければいけない状況は困ったものだ。



呼びかけその後

 2009-01-31
今週の日曜日(25日)に呼びかけを行ったプラチャンダ首相。
立派な内容だったが、実現性が乏しいことからどうやらあまり支持されていないようだ。
ネパールには世論調査というものはないので支持率などがはっきりわからないのですが、
某新聞紙のあまり頼りのないネット調査だと2割ぐらいしかこの呼びかけを肯定的にとらえていないようだ。(ネット調査では関心のある人しか投票しない、また複数回の投票が可能なのであまり役に立たないとされている。)

実際に、プラチャンダ首相が国民に遠慮するように呼びかけた「ストライク」なども行われているし(新聞で取り上げている「数」をみると減っているような気もするが、実際にネパールにおられる方の感想をぜひ聞かせて下さい。)、与党からも政権内で相談されずに行われた呼びかけだったなどと批判がされている。

もっとも問題視されているのは、演説内容を実現させるためにいくつかの法案を議会を通さずに閣僚決定するという決定だ。「これは民主的ではない。マオイストは議会制度をぶち壊す気だ」と最大野党のコングレス党は猛批判している。

考えてみれば、プラチャンダ首相のような強力なリーダーはネパール史ではなかなかいないもので、テレビでこのような呼びかけを行うのも元国王以来だ。プラチャンダ首相には元国王のような状態にはなって欲しくなくて、前向きな展開を期待したい。

そのうち大変な時期に「外遊」と言ってくれなければいいのだが・・・

Life Goes On

 2009-02-23
本日はシヴァ・ラトリー。ヒンズ教のシヴァ神が自分自身を創造した日らしい。カトマンドゥのパシュパティ寺院にはインドやネパール国内から一番多くの参拝者が訪れる日でもある。最近日本でも聞けるようになったKantipurラジオを聴くとパシュパティからライブをやっている。

pashupati.jpg
写真:ライト・アップされたパシュパティ寺院

また、温かくなり始めた気温も、この日には低下すると言われており、各地域で焚き火をして寒さをしのぐ風習がある。神戸(日本)は寒さが戻ってきているが、カトマンドゥは暑いままのようだ。
あ~、焚き火がしたい!!

政局の方はネパール統一共産党の党首・中央委員選挙に注目が集まっている。マオイストの連立政権の今後を占う選挙のためだ。反マオイストのオリ派とマオイストに協力的な現党首のカナル派の一騎打ちになっている。昨日の選挙結果が未だ開票中で結果が出ていないが、今のところカナルがわずかな差で有利のようだ(約1700票中約200票開票済み)。どうやら党首だけではなく、中央委員も選ばれるため詳しく開票していくのに時間がかかっているようだ。(開票状況はこちらで見られる→MyRepublica.com

治安はプラチャンダ首相が国民へゼネストをやめるように呼びかけて約1か月、相変わらず毎日どこかでストが起きているようだ。与党のマデシ・フォラムは一つのマデシのためにストをしたり、マオイストの若手組織すらストを決行したりと首相からの呼びかけはどこへいったのやら・・・
最近では、昨年夏にコシ川の氾濫で避難民となった人々が補償を求めて近隣の交通をストップさせているようだ。他人に迷惑をかけないと自分の要求を聞いてもらえない社会になってしまった現ネパールには呆れるばかりだが、でも、そこに生活がある限りLife Goes On...

新年早々

 2009-04-15
ニュースを扱う以上悲観的なことばかりになってしまっているブログだが、個人的には長期的に、様々な葛藤に対処しつつもネパール政治はいずれ安定に向かうのではないかと思っている。ただ、その代償にどれだけのものなのか想像がつかない。
その代償の大きさを左右するのが、現政権の対応なのだが、ニュースで取り上げている通り党益にこだわる各政党のため政権運営がうまくいっているように思えない。もちろん、政権を引きいるマオイストの暴走が一番目立つ。過去に占拠した土地がまだ返却されていないし、若手組織を指揮下におくこともできていない。おかげで、また議会が進んでいない。このままでは期限内に新憲法が制定されるのかすら怪しくなりつつある。
マオイストが率いる政府は税集に成功したものを成果として強調しているものの、負担が増すのは市民生活である。税負担が増え、物価高騰に苦しむのは一般市民である。本日から学期が始まる多くの私立学校では税金分を親に請求をしているという。以前も書いたがネパールの場合、私立学校=裕福層というわけでもない。
税金の分配なのだが、これも有効利用されるのかも怪しい。というのも、政府が予定している目玉計画のひとつ、自営業計画に関する報道である。どうやら、各省庁間の連携が全く取れていないままこの計画が進められようとしている。野党はすでに、マオイストの若手組織に配分するための政策だと批判をしている。
昨日は「希望」を願ったが、新年早々のつまづきをみると今年も「混乱」になることの予想がつく。混乱の中でも「希望」を探していこうと思う、新年二日目。
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