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いつまで続くか・・・

 2008-06-22
連邦共和制が宣言されてからもうすぐ一か月、未だ新政権の見通しが立っていない。各政党が自分の利益しか考えてないことをみると本当に辛くなる。報道を見ている限り一番難を示しているのがネパールコングレス党。84歳で、ヨロヨロのコイララ首相が大統領になりたいと主張している。これに対抗して暫定政府を解散させるべく、マオイストの大臣たちはもう既に辞任したことを宣言している。さて、今週中には何か結果出るだろうか・・・

一方、国民生活は相変わらず困難が増すばかり。原油高騰に伴って交通業界が30%~50%の大幅値上げ。これを不当な値上げとして政府は25%までに留めるべきだとしているが、足りないという交通業界が全国スト、そして25%も高いという学生組織もストの二重スト。政府にとっては両方を満足させることが困難な問題だ。

さて、個人的なことだが、今週末が東北で学会発表。3か月の成果を出してきます。

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首相が辞任表明

 2008-06-26
本日コイララ首相が正式に辞任表明をした。
マオ派からの積極的な攻めを受けてからでしょうか・・・
彼が党首を務めるコングレス党は新政権に参加しないことを表明しており、
マオ派は統一共産党と組むことはすでに報じられている。
ネパールの政情もやっと少し前進かなぁ!?

さて、明日から学会発表のために仙台に行ってきます。
また、仙台から投稿します。

舞台は揃った

 2008-07-16
本日付で3学期を通してやっていたTA(Teaching Assistant:授業の補助)が終わった。一般的に資料の準備が多いのですが、私は補講と課題のチェックも担当していました。忙しかったが自分のためになる1年半でした。「教師」を研究している私にとっては「教える」ことは何かと考えさせられる機会でもあったと思うし、教えることよりも教わることが多かったと思います。

さて、ネパール政界の方はやっと大統領選出の舞台が揃った模様。
今後の手順は以下の通りになっている。

16日(本日)、午前10時までに投票者名簿を公開  
            ↓
これに対して12時までに異議申し立ての受付
            ↓
12:30に最終投票者名簿の公開
政党間の合意に基づく大統領・副大統領は17時まで、または木曜日10~13時に提出
            ↓
17日(木曜日)5時最終大統領候補リストの公開
            ↓
       18日(金曜日)選挙活動
            ↓
19日(土曜日)11~14時 大統領選出選挙
5時に結果発表
どの候補も過半数とれなかった場合はもっとも多い二人の間で投票が行われる。

参考:http://www.nepalnews.com/archive/2008/jul/jul16/news02.php

このようにやっと進展したネパール政界でございます。大統領候補の顔ぶれがどうなるか気になるところだが、政党間に合意が得られば(現時点の報道ではそれができていない)今晩にも大統領が誕生する。

マデシとは?

 2008-07-19
昨日は京都大学で行われた「アジア教育研究会」に参加してきました。
「人の振り見てわが振りを直せ」というように
他人の発表を聞いて自分の研究にも大いに参考になる。

さてネパールの大統領選が面白くなってきている。
主な3政党であるネパールコングレス(NC)、統一共産党(UML)とマオイストがそれぞれ大統領候補を出している。なんと3政党が出した候補者ともマデシ出身である。

ここでいうマデシとは、ネパール南部のタライ平野部に住む人々のことである。ネパール全人口の約3割を示しており、先住民のタルーのようなエスニック・グループや近年インドから移住してきた人々からなっている。古くからこの地域は抑圧をされてきたとされている。現在、ネパールにおける民衆化プロセスはいかに包摂的にするかということが争点になっていて、マデシ、エスニック・グループや女性をいかに包摂するか課題になっている。個人的には形ばかりにこだわっているとしか思えないのですが、3政党ともマデシ出身の候補者を立てて自党の包摂さをアピールしている。また、副大統領にも女性やエスニック・グループ出身者を立てたりしている。

一方で、マオイストとの協力するだろうとされていたUMLも大統領候補で合意できず決裂、マデシ人権フォラムも副大統領の件で合意できていない。逆にNC,UMLとマデシ人権フォラムが合意に近づきつつあると報道されている。いずれにしろ大統領が誰になるかは今晩中に決まる。

大統領決まらず・・・

 2008-07-20
選挙結果がでました。
副大統領がマデシ人権フォラムから決まったものの
大統領はNCとマオイストの接戦で
どちらも過半数をとることができなかった模様。
今度はこの二候補間での選挙が月曜日に行われる。

参考:http://www.nepalnews.com/archive/2008/jul/jul19/news08.php

大統領が決まる

 2008-07-21
本日は友人二家族を招いてモモ・パティを開催。ネパール関連で、ネットで知り合った方たちなのだが、毎日日記でアクセスしているためか何年も前からの知り合いのような感じで不思議だったし、ネパール話題で濃い話が弾んで大変興味深かった。w

さて、ネパールの政界では本日行われた大統領再選の結果、やっと大統領にネパール・コングレス(NC)が候補に出したラム・バラン・ヤダブ氏が決まった模様。ネパール統一共産党、NC、マデジ人権フォラムが結成した非マオイスト連合の設立で得られた結果である。副大統領にはマデシ人権フォラムのパラメンドラ・ザー氏が既に決まっている。一方、UMLは制憲議会議長が割り当てられるみたいだ。これで少しでも政情安定へ前進することを願うばかりなのだが、非マオイスト連合ができた今、新政権がそう単純にはできないようにも思えてくる。

本性を現した?マオイスト

 2008-07-25
研究方針が中々進展せず苦しむ毎日でございます。
ブログもネパール政治中心になってきて政治嫌いな方には申し訳ないのだが、
政治は国の基盤、安定しないと何もできないネパールでございます。
できる限り、わかりやすくすることを目指しますが、
わかりにくいことがあればぜひコメント欄をお使い下さい。
自分もわからないことが多いですが、解説頑張ります。w

さて、先日まで新政権の組閣に参加しないと主張していたマオイストが
組閣をするための三つの条件を出してきた。
1.ネパールコングレス(NC)+ネパール統一共産党(UML)+マデシ人権フォーラムの非マオイスト連合を解体すること。
2.マオイストが掲げているマニフェストの基本的な政策{Common Minimum Programme (CMP)}を実行させること。
3.憲法制定までの2年間、マオイスト政府を倒すようなマネをしないこと。
出所:Nepalnews.com

もちろんこれを非マオイスト連合が受けるはずもない。
早速、非マオイスト連合のリーダーから非難の声が上がっている。→Nepalnews.com

個人的に思うのだが、1番は別として民主主義的な国で2番と3番の要求は考えづらいのではないのだろうか?マオイストが推進するマニフェストの全文は読んだことないが、もしその方針に間違いがあれば議会を通してそれを阻止できる権限のためには2番と3番の要求は満たされるべきではない。
そこまで、自党の政策を推進させたいのであれば、新政権を率いてやれば良い。ただ、その評価も民主的に受けるべきである。2番と3番の要求は政治の独占のための要求にしか聞こえない。
崩壊しつつある、隣国の状況をみてもまだわからないのかマオイスト・・・完全なる共産党主義は成功しないことを!マオイストは完全なる共産党ではないと信じているのだが、このような要求してくると共産党の臭いがプンプンしてくるのは私だけだろうか!?

マオイストが政権を率いる?

 2008-07-31
一週間前まで「野党になる」と豪語していたマオイストが急に方向転換、
新政権を率いることを主張しだした。
早かったら、来週中にも新政権が誕生する。
議会における多くの政党や市民団体が議席数の多くを占めているマオイストこそが
新政権の担い手であるべきだと後押しをしたからだとされている。
報道が明確ではないが、私が理解している限り
マオイストが新政権を率いるのは
マオイストが出した前提条件を他政党が受け入れたからではない。

マオイストが政権を率いることは制憲が比較的スムーズに行われる(と期待したい)、
また一番国民が望んでいることだと思うのでポジティブに取らなければいけない。
しかし、どのようにマオイストが他政党を包摂して組閣ををするのかなど課題は多く残されている。

日本に住んでおられる方々にとってみると昨日まで絶対政権に加わらないと言っていた政党がいきなり新政権率いる!?と驚きかもしれませんが、なかなか政党の行動が読めないのがネパール政治の特徴とも言えよう。最後にどのようなどんでん返しが待っているのか誰も知らない。大統領・副大統領だって全然予想していない人材だ。予想できないからこそ、新政権がどのようなものになるのか本当にスリリングで楽しみだ。

主要4政党を含めた新政権

 2008-08-06
昨日で組閣のためにマオイストに与えられた一週間の期限が終了した。
いつものことだが、ギリギリになって合意・不合意が確立する。
昨日はマオイスト、ネパール・コングレス、ネパール統一共産党とマデシ人権フォラム間で合意が成立し、新政権はマオイスト主導で主な政党を含めたものになると報道されている。
ただ、マオイストが提案した基本政策案{Common Minimum Programme (CMP)}には合意ができなかったので、4政党の委員から成る特別委員会の下に新たな政策案を作るため
組閣期限の3日間延長をマオイストがヤダブ大統領に申し込み、それが許可された。
(参考:http://www.nepalnews.com/archive/2008/aug/aug05/news09.php)

一方、4政党の合意を得るための引き換えなのか、
マオイストのプラチャンダ党首は
マオイストの若手組織YCL(Young Communist League)の活動規制や
今まで占拠してきた政府や個人所有財産の返却を関係者各位に命じた。
(参考:http://www.nepalnews.com/archive/2008/aug/aug06/news05.php)
この2点に関しては選挙が行われる前から実行することを言ってきたことだが、
党内をうまくコントロールできていないのかなかなか実現できていないのが現実だ。

今回の合意を下に漸く新政権が樹立することになるが、また何かあるのではないかと思ってしまうのは私だけだろうか!?どのポストをどの政党が獲るのかそう簡単に決まりそうにないと思うし、今まで自党の利益だけにこだわってきた各政党がどこまで譲りあって新政権樹立するか見所満載の週末になりそうだ。

首相は金曜日に決る

 2008-08-12
大学時代の恩師を訪ねて京都の山奥に来ています。
資格審査試験を控えながらの夏休みですが、
日本の田舎を満喫しています。
近所付き合いの親密さはどこかネパールとも似ていて
懐かしく思う時もあります。

さて、ネパールはいよいよ議会を通して首相を指名することになりました。
木曜日(14日)17時までに首相立候補を登録、
金曜日(15日)の議会で首相を選ぶ選挙が行われます。
現在も政党間の話し合いが進められています。
現段階ではマオイスト(約4割の議席を所有)主導の政府に加わることに難色を示しているのは現暫定政府首相のコイララ首相(84)が率いるネパール・コングレス(約2割の議席を所有)。
防衛大臣のポストをめぐりマオイストともめていました。
先週の話し合いもこの点で決裂したみたいですが、
どうやらコングレスの中央委員会は野党に留まることを決めたようです。(参考:Nepalnews
ネパール統一共産党(約2割の議席を所有)は現段階ではマオイストを支持する体勢をとっているのでマオイスト主導の政府が実現する確立が高まりつつあるが、
選挙の結果が出るまで何がおきるかわからない・・・
とにかく、今度こそ新しいネパールに向けて一方前進することを期待したい。

プラチャンダ首相が宣誓

 2008-08-18
prime minister
出所:himalayantimes


本日プラチャンダことプスパ・カマル・ダハル氏が正式に首相として就任、
ヤダブ大統領に宣誓をした。一歩前進と言えるものだが、組閣するための
合意も得られず、本日発表されるとされていた基本政策も発表されていない。

こんな中、プラチャンダ首相はオリンピック閉会式を参加しに中国に行くことが
報道されている。組閣もできていない現状で外遊に行くのはどうかと思うが、
大事な隣国の招待を断れないのだろうか・・・
インドも招待しているようなので、一種の取り合いとも言える。(参考:Nepalnews
今までは首相就任後インド訪問がほとんどだったが、
共産主義のマオイストの党首として中国重点だろうか・・・
隣国に振り回されずに国民のために働いてほしいのが
国民の心情なのだがどこまでプラチャンダ首相が国民の意向を
汲み取ることができるか彼の手腕が問われている。

基本政策案

 2008-08-22
プラチャンダ首相の中国への出発を控え、
どうやら今日中にも組閣がなされるそうだ。
21の省を24に拡張するようだが、まだ具体的な情報がないので
詳細は今度にしたい。

今回は基本政策案の内容がわかったのでその要約をここでまとめたい。
(ネパール語からの訳なので語弊や他の間違いがあればご指摘下さい)
1.国家の存続・国民統一
・過去に近隣諸国と行ったネパールにとって不利・不公平な条約・協定を見直す。
・外交重視。近隣諸国との関係改善。
・国家の発展のため国際社会・援助機関から援助を要請。
・ブタン難民の帰国への努力・国際社会への協力を要請。

2.連邦共和制への移行と国家の再構築
・憲法制定や国家の再構築に一番の重点、今後2年以内に新憲法を制定 する。
・前国王から没収した財産の有効活用や未没収財産(海外)の捜索。
・法治国家として裁判所の自由、人権、市民権、報道の自由、抑圧された民族・地域・性の基本人権を確保する。
・社会的公正を考慮し、すべての行政機関において女性、ダリット(不可触民カスト)、ムスリム、エスニック・グループ、マデシや発展途上地域の国民を包摂する。そのため必要な法改正を行う。
・公務員、軍、武装警察・警察の運営を政治干渉を抜きにし、法律や規則に従わせる。監視・改革委員会の設置。

3.平和の持続
・過去の平和協定で決めた事柄の実施。対話による解決。
・人民開放軍を6ヶ月以内にネパール軍と併合。
・連邦共和制の二ーズに基づいて新たな国家防衛案・治安維持案の再構築。軍を開発事業に利用。

4.緊急事業と再構築
・共和制運動で亡くなったや行方不明者の家族、怪我人に対する支援。
・過去の破壊行動が行われた物的品の再構築。
・物価高騰を抑制、日常品の供給に重点を置く。また、日雇い、避難民や貧困層に必要品を安価で提供する制度を構築。
・自然災害の被害者への支援や貧困層への税制措置。

5.経済・社会的移行
・民間企業との連携を重視。
・農業・水電力・観光・人的開発とインフレ整備の最重点。
・農地改革の実施。
・国家の工業化へ最重点。国民生活改善につながる事業を優先に内・外からの融資を募る。
・公務員の透明性やサービス向上。
・汚職取締り強化。
・基礎教育やノン・フォマール教育への投資を増加。中等教育までを国民の基本人権とする。
・基礎保健を国民の基本人権とする。
・タライ地域において東西を結ぶ鉄道や国際空港、灌漑用水路などの構築、山岳地帯では高速道路や橋などの建設などが掲げられている。
・カスト制度による差別(不触)を禁止し、厳しい取締りを行う。また、女性への差別や人身売買も厳しく取り締まる。
・宗教・言語・文化で行われるすべての差別を無くし、すべての民族の言語や文化を保存するため特別措置を行う。
・海外に暮らすネパール人の保障や彼らの技術や資金を自国で投資するよう促す。

以上。(ネパール語版の引用:MySansar)

これらだけを見ていると素晴らしいと思うのだが、実際に実施を伴うのかどうか疑問である。
しかし、ここまでの意気込みがあることに拍手を送りたいし
実現のために皆で頑張りたいと思う。

早速つまづく

 2008-08-23
立派な基本政策案に関心する間もなく
早速組閣でつまづいているのがネパールの新政府なのだ。
昨晩、8人の組閣を組んだもののネパール統一共産党が副首相の席を
もらえないと入閣できないと自党の閣僚を宣誓式に参加をさせなかった。
子供の菓子争奪戦か!?と突っ込みたくなるぐらいの底辺な権力の取り合いだ。
いちいちこんな子供っぽい取り合いをしてたら基本政策案が実現できるのはいつになるのだろう!?

以下、現在決まったいる閣僚の顔ぶれ。
マオイスト:
1.財務ーバブラム・バッタライ
180px-Baburam.jpg

2.国防:ラム・バハドゥル・タパ(バダル)
9922.jpg

3.法務:デブ・グルン
aabaran_dev_gurung.jpg

4.情報通信:クリシュナ・バハドゥル・マハラ
mahara_big2.jpg

マデシ人権フォラム:

5.外務:ウペンドラ・ヤダブ
upendra yadav

6.労働・交通:ビザヤ・クマル・ガチャダール
bijaya_gachhadar.jpg

7.農業:ザヤ・プラカシュ・グプタ
jay prakash gupta

8.教育:レヌ・ヤダブ
renu yadav

参考:NepalNews
写真:グーグル

{注:ネパールでは名前が先で苗字を後に書きます。真ん中はMiddle nameですが、ある人もいればない人も、あっても使わない人もいる。私のプロフィールでは日本式に苗字を最初に書いて、名前を後に書いています。どうぞ誤解のないように。}

漸く始動

 2008-08-31
訂正:
3人の副大統領というのはKantipur紙の誤報みたいだ。
昨晩までは不明確に報道していた他の新聞紙も
今日(9月1日)ネパール統一共産党のバムデブ ガウタムの一人だけが
副首相として報道している。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どうやら本日漸く組閣が完成したそうだ。
なんと驚くのが副首相が3人もいること。
副大統領を要求して前回政府に加わらなかった
ネパール統一共産党にもちろんのこと
マオイストとマデシ人権フォラムにも副首相のポストを
割り当てられたみたいだ。
他のボストとの兼任なので
現在の副大統領みたいに(大統領がいる時に)役割がない
状態は生じないと思うが
連立のために3人の副首相という現象がまさにネパールでしか
起きないだろう。今後他にどういう摩訶不思議な現象を見せてくれるのだろう。
いぜれにしろ、今後のネパールの発展のためにこのメンバーでしっかりと働いてもらいたい。

以下新たに任命された閣僚。(以前紹介した8名はこちら
マオイスト
9.一般行政:パンファ ブサール(Pampha Bhusal)
pampha.jpg

10.観光・航空:ヒシラ ヤミ(Hisila Yami)
hisila.jpg

11.労働・交通:レーク ラジュ バッタ (Lekh Raj Bhatta) {先日までガチャダール氏になっていたがどうやら彼はインフラ整備の閣僚に変更になったそうだ}
Lekh20Raj20Bhatta.jpg

12.文化・国家再構築:ゴパール キラティ (Gopal Kiranti)
13.土地改革・管理:マトリカ ヤダブ (Matrika Yadav)
665b7matrika20yadav.jpg

14.平和:ジャナルダン シャルマ (Janardan Sharma )
janardan.jpg

ネパール統一共産党(UML)
15.内務・副首相:バムデブ ガウタム(Bamdev Gautam){他にもマオイストからバブラム・バッタライ、フォラムからウペンドラ・ヤダブも副首相
bamdev_gautam.jpg

16.地方開発:ラム チャンドラ ザー(Ram Chandra Jha)
17.水資源:ビシュヌ パウデール (Bishnu Poudel)
18.森林:キラン グルン (Kiran Gurung)
19.若者・スポーツ:ゴパール シャキャ (Gopal Shakya)
20.企業:アスタ ラクシュミ シャキャ (Asta Laxmi Shakya)
サドバワナ党
21.商業・供給:ラジェンドラ マハト (Rajendra Mahato)
統一共産党(CPN-United)
22.科学・環境・技術:ガネシュ サハ (Ganesh Sah - Science, Environment and Technology
ジャナモルチャ・ネパール
23.保健・人口:ギリラジュ マニ ポカレル (Giriraj Mani Pokharel)
Giriraj.jpg


参考:Kantipur

政府が基本政策を発表

 2008-09-10
本日の議会で政府が基本政策を発表した。
以前基本政策案を紹介したのだが、
ほとんどの案が採択されたものが基本政策になっている。

基本政策も目標高きものになっているのだが、
面白いことに政府が無駄な支出を減らすために
約100個の細かい政策実行を指示したようだ。
以下主ないくつか。
*政府支出で外遊を禁止(大事な会議などでネパール代表としていけるのは3人まで)
*政府支出でのパーティは禁止(外交のため認められる)
*無駄な手当ての廃止
*閣僚の車は一つまで、また休日には利用してはいけない。
など。

実際にこれらが実行されることを願いたいが、
政府にとってはすべての実現は厳しい道のりになりそうだ。

政府予算

 2008-09-20
昨日政府が前年の1700億ルピーを大きく上回る
2360億ルピーの予算を発表。
なんとそのうち約389億ルピーが教育予算。
農業、インフラ整備、エネルギー開発などにも多く予算配分が
されている。
ただ、早速専門家に以下のような批判が:
・歳入の歳出のバランスがない。
・村開発委員会への大量の予算配分は汚職を招く。
・以前失敗した政策にも予算が充てられている。
・経済成長に見合った資金配分になっていない。
・民間セクターに制限的。
・コシ川氾濫被害者への救援策に見合ってない。

一方、お祭りに関する予算が削られたことにすでに反発が。
詳しくはコチラ。(美樹さん、勝手にリンクを貼ってすみません!)

個人的には目標を高く持つこと自体は重要だと思うし、
政府予算の詳細を軽く目を通したが、十分に国の状況を把握して書かれた予算だと印象をもった。
ただ、現場レベルでの汚職をコントロールできるかどうかが成功の鍵となりそうだ。

政府予算(英語)を詳しく読みたい方はコチラ



コングレス党との駆け引き

 2008-10-21
ダサイン後、マオイスト党は積極的にコングレス党を
連立政権に参加させるよう動いている。
昨日、与党にいる二大政党統一共産党と
マオイスト党は内閣拡張に合意したようだ。
コングレス党を含めるためだろうか・・・
すでに内閣は十分大きいと指摘されている。
与党がこれまでコングレス党の連立参政にこだわるのは
今後どの法案も3分の2議席を獲得しないと
可決できないからだろう。
全議席の2割を占めるコングレス党は
与党にとっては侮れない相手なのだ。
ただ、コングレスの党首のコイララ元首相は
あっさり参政しない意向を表明している。

制憲に向けてなに一つ決まっていない現状に
非協力的な野党は決してネパールの安定に向けてプラスとは
言えない。
それにしても制憲の議論はいつ始まることだろうか。

軍併合委員会

 2008-10-30
ティハル祭のどさくさに紛れてあまり注目されていないが、
軍併合委員会が漸く28日(火)にできあがったようだ。
マオイストがこの委員会をリードすべきではないという
野党のコングレス党を含む他党の厳しい非難を受けてか
内部大臣(兼副首相)がこの委員会をリードすることに決まったようだ。
委員会にはマオイストから防衛大臣のタパ氏と平和・再構築大臣シャルマ氏、
マデシ人権フォラムからはハビブッラ教授が参加すると発表されたが
もう一人の野党コングレス党からのメンバーとは誰かは未定となっている。
どうやら委員会に入る前に組織をさらに「代表性のある」ものに
したいと主張しているようだ。
他にも少数派の政党からも自分らがなぜ含まれないのか疑問の声があるようだ。
それに対してプラチャンダ首相は効率的に実施するためには少数メンバーの方が
良いと主張している。

民主主義の欠点でもあるのだが、
どこまでを含めたら「代表性」のある組織ができるのか疑問が残る。
なのに、ネパールにおける現在の政情をみているとやたらと「代表性」について
こだわっているのがわかる。それが実際の「代表性」になればいいのだが、
実際は名ばかりの代表性になっていると感じるのは私だけだろうか。
個人的にはネパール軍にマオイストの「人民解放軍」を併合するわけだし、
ネパール軍から強い反発がある中で他政党よりもネパール軍からの代表を含めずには
併合問題は解決しないのではないかと思う。

とにかく、軍併合は急を要する課題である。
28の仮基地の約2万人の人民解放軍の生活環境は
様々な報告を聞く限りひどい状況なのだ。
彼らがタライで活動中の武力組織に流れることが
あれば収拾のつかない状況になりかねない。

新憲法制定への道のり

 2008-11-17
ネパール新憲法制定への動きが漸く始まった。
昨日発表されたスケジュールでは新憲法制定までの詳しい予定が
以下の通りになっているので意訳している。
(間違いがあるかも知れませんが御容赦下さい。)
何事もビスタライ×2(ゆっくりゆっくり)進んでいるネパールなので
予定通り進むかどうか怪しいが、
ネパール国民の意見を反映させた新憲法が制定されることを期待しよう!

*2008年11月28日 
副議長の選挙(現在マオイストとタライ・マデシ民主党が候補を出すことが決まっている)

*マングシル月(12月15日)以内に
14の委員会を設置・委員長選挙の実施

*2008年12月30日までに
各委員会がカバーする具体的な内容とスケジュールを発表

*2008年12月30日~2009年2月26日まで
(ネパール・ビクラム暦で)の2ヶ月は様々な地域において公聴会

*2009年2月26日~4月23日まで
各委員会が公聴会でまとまったことに基づいて新憲法草案を製作

*2009年4月24日~6月14日
議会で草案について話合われ、改正すべき点が委員会に提出される

*2009年6月15日~7月30日まで
草案を改正

*2009年9月10日
改正版を議会で話合う

*2009年9月11日~15日
国民からの意見を求めるための告知期間

*2009年12月10日~2010年1月6日
各地で公聴会

*2010年1月7日~1月21日
公聴会での意見について議会で検討

*2010年2月20日~22日
憲法案を議会に提出

*2010年2月23日~3月1日
議会で話合う

*2010年3月2日~3月8日
異議提出期限

*2010年3月9日~4月28日 
合意できなかった規定に関して全政党の党首で話し合う

*2010年4月28日までに
すべての規定に合意を得て、採択させる。

*2010年4月29日に
全議員の署名を得、採択された新憲法を大統領に提出

*2010年5月28日 
大統領より公布

(注:日にちはビクラム歴から西暦へ筆者が変換。ネパール語版の出典:MySansar

やはり気になるのが多くの国民の意見がいかにして汲み取れるか。
どのような人が公聴会をまとめるかではないだろうか。
様々な意見があるなかで、合意点を見つけ出せる゛まとめ役゛が必要とされる。
また、被抑圧者の意見がどれほど汲み取れるか注目されたい。

マオイストの融合案

 2008-11-27
マオイストの中央委員会議が漸く昨日終了。
人民共和国か、民主共和国ということでおおいにもめた議論は
どうやらプラチャンダ首相の民主共和国案に傾いたようだが、
党としては二つの案をまとめて
「人民・民主共和国」へという方針をあげたようだ。
要するに、民主共和国へ目指すけれども
人民共和国の可能性も残すそうだ。
強固派が党から離脱することを防ぐための
策にも聞こえる。
まぁ、プラチャンダ首相にとっては一件落着ということだろうか。

それにしても、デモやストが続く毎日
決して国政が安定へ向かっているとは言えないネパールだ。

連立政権に危険信号!?

 2009-01-08
今に始まったことではないのだが、
現在のマオイスト主導の連立政権への批判が
政権内部からされることが多い。

このような状況の中、最近マデシ人権フォラムが政府から抜けることを主張している。
とは言っても、主張しているのは閣僚というよりも議員の方だ。
フォラムの36名の議員が、プラチャンダ首相へ自党が出している閣僚を解任するように求めたのだった。

しかし、現在報道されている限り教育大臣のレヌ・ヤダブ女史以外は辞任する意欲を見せていないし、むしろ「そのつもりはまったくない」と外務大臣のウペンドラ・ヤダブ氏が主張している。

マデシ人権フォラームの内部闘争が垣間見れるニュースだが、
「おいしい」ポストにいる、「汚職家」と名高き2名のフォラム閣僚が早速辞任を拒否したのをみて苦笑してしまった。

今後どのようにして36名の議員を納得させ、フォラムの閣僚が政権に居続けるのか注目したい。

議員とは一体なんだろう

 2009-01-11
先日、日本を訪問したことで日本の方々にも親しみがある、
統一共産党の元党首マダブ・クマル・ネパール氏。
総選挙では二つの選挙区でマオイスの候補者トに惨敗したが、
昨晩遅く議員として宣誓を行った。
(なぜ、夜遅くにも関わらず急いで宣誓を行ったのか疑問に残る。
反対を予想してなのか、その真意は不明。)
Madhav-Nepal-oath-big-2.jpg
出典:MyRepublica

実は前回の選挙で直接選挙、比例代表選挙、
そして26名の議員指名で“民意”を受けて議員が選出されたのですが、
26名中の統一共産党が指名したアマティヤ議員を辞職させ、
その代わりにネパール氏を指名することによって議員となったのである。

ネパール氏には以前からマオイストや統一共産党内から制憲委員会を率いる要請を受けていたが、(自分が議員ではないからか)ずっとそれを断っていた。
今回の騒動は恐らく、彼が制憲委員会を率いるようにするためとされている。

民意で惨敗した人物を議員として、しかも制憲委員会まで指揮させるのは何事かと批判がある一方で、(コングレス党からはネパール議員を歓迎するとのこと)
ネパール氏は90年の制憲にも携わった経験者であり、クリーンで適切な人材だという声もある。
それにしても議員とは一体なんだろうと思ってしまう騒動である。


またまた外遊

 2009-01-12
本当に外遊が好きな首相である。
今週の土曜日(17日)から一週間(24日まで)ヨーロッパ訪問に出かけるようである。
今回の目的地はノルウェーとフィンランド。
またもや国政がストップすることだろう。
これは、期限内に新憲法を制定する気はまったくないと理解した。

ちなみに、外遊のために当てられた予算はすでに(5ヶ月で!)消化済みとのこと。
今回の訪問のための資金はどこから算出されることだろうか疑問に残る。

統合

 2009-01-14
だいぶ前から決まっていたことだが、ネパール共産党(マオイスト)と統一センター(マサル)が昨日統一し、党名が「統一ネパール共産党・マオイスト」となった。中央委員会も確か前50人足らずだったのが、175人までに拡大されている。
統合に関する興味深い分析はこちらへどうぞ→ネパール評論

一方で統合は統合でも、タライ地方の独立を目指した強固派の3つの武装グループ(名称省略)も統一しタライ民主党として結成された。マオイストの党拡大と同時期での統合が気になるとこだ。非常に凶悪な3グループであり、今後さらなる流血が予想される。
ネパールが抱える火種の一つがこのタライ地方問題であり、ネパールが連邦制を実施する際「一つの自治区としてタライ」、「独立国としてのタライ」また先住民のタル族による「反統一タライ自治区」というのもある。それぞれのグループの要求を満足させることは不可能なので、叛乱が起きるのは避けられない。

希望の灯りなのか。。。

 2009-01-16
国内情勢が不安定なため、プラチャンダ首相のヨーロッパ訪問が2日前に延期された。
国内の状況を改善しなければいけない時期に、「さすがに行けない」(やっと気づいたかと言いたいところだが)と表向きにしているが、その裏事情はネパールの空の下のミキ様が明解に説いて下さっているのでどうぞ参考にして下さい。

それで、急にやる気をだしたプラチャンダ首相である。
主な7政党で、国内情勢を改善するために重要な分野(交通、保健、教育、銀行業務など)で 少なくとも6か月はストを行わないようにすることを宣言するために調整しているという。
ほぼ合意していると伝えている報道機関もあれば、野党のコングレス党が抵抗していると報道しているものもある。

いずれにしろ、このことに関して合意が成立すれば、ある程度政情も落ち着くのではないかと思う。もちろん、ストをするのは何も政党だけではなく、なにか事件が起こればすぐに巻き込まれた当事者がストをしてしまう状況なのだが、政党がストをしないことを宣言してしまえば、ストへの抑制が効くのではないかと思う。不条理なことにはもちろん反抗する必要があると思うのだが、ネパールでのストの仕方は非生産的で(短期的に要求は聞いてもらえるのだが)負のスパイラルを生み出している。


政治組織

 2009-02-05
研究生活で忙しくなってしまい、なかなか更新できず申し訳ない。学生は勉強するのが仕事なので、その辺は了承して頂けると思っている。
しかし、ネパールの学生は勉強よりも政治活動に励む人も少なくないようだ。各政党の学生組織が大学内(公立)に存在し、勉強をする学生までも邪魔をされる状況にあるのは事実・・・(この辺は日本の60年代・70年代も同じだったとよく聞く)。また学生選挙や何かあるたびに近隣の人・組織からの強制募金は当たり前となっている。

近年はマオイストを筆頭に各政党が青年組織を持ち、開発事業に貢献すると言いながら実際は暴力行為に関わっていることの方が多い。特にマオイストの青年組織YCLは悪名高い。すべて悪いことだけをしているわけではないが、どうも指導層がコントロールできずにいることは事実で、今まで何回も凶悪事件に関わっている。
そもそもYCLは反政府運動をしていた時期から存在し、再編された組織であり、よく野党などから準軍事組織と批判され、その準軍事的構造解体するように要求されてきた。今日のニュースでプラチャンダ首相はもうYCLは準軍事組織ではなく、政治組織であり、今後とも開発事業に関わっていくことを強調した(Kantipur)。

しかし、どうやらマオイストを含み他政党がこのような青年組織がいることによって警察組織が機能しないことは分かっていないようだ。このような青年組織が開発事業の一巻として行う汚職の取り締まりは、「良くぞやった」と思えるが、一方で警察への信頼を低下させたり、また都合のいい人間だけを捕まえて自分の政党の人間は見逃すようでは法が機能するわけがない。またこのような青年組織に関係していると「コネ」になり、将来就職やなにか困ったときに役立つという考えが一般化している。それなりに合理的な考えを持ってこのような組織が成立しているわけなのだ。ネパールでは失業が大きな問題であり、このような青年組織に参加し、暇をつぶし、コネを作くることが組織構成員の役に立つ。しかし、これでネパーリ社会がよくなるのだろうか?
「コネ」だけに頼る社会は腐敗は付き物、社会が朽ちていく。
違った思想をもつ組織は対立し、挙句の果てには衝突し、殺し合う。(若い血はよく騒ぐ!?)
個々の利益を追求し、皆が生きていくために前提とする安全な社会なんか他人任せ。。。

青年組織だけに限らない話だが、まずは、これらに気付きこのような青年組織を解体し、まっとうに政局で勝負して欲しいところである。しかし、これらのことをわかりながらも、きっとYCLやその他の青年組織を解体すると支持基盤が弱くなると信じる政党がほとんどのため、どの政党もこのような行為は絶対にしない・・・

リーダー二人

 2009-02-12
先日の「ダイエット虎」投稿でも取り上げたのだが、プラチャンダ首相の腹回りが立派になりすぎ!!
prachandas bhudi
画像:ekantipur
首相になって相当いいものを食べているのだろうか。

そういえば、先日フィリピンの糖尿病について研究していた友人の修士論文によれば、フィリピンでは腹回りは富の象徴であり、腹回りのことを気にしていない人が多く生活習慣を改善しない人が多いらしく、このような観念が生活習慣病の一つである糖尿病を流行らせる要因の一つになっているようだ。
ネパールでも腹が大きいことは富の象徴とされている。しかし、一方でこれは「汚職」の象徴でもあることを強調しておこう。

話変わって、マオイストのあるリーダーの離党、新党結成について。
マオイスト内の汚職、権力主義的な状況に呆れて非常に正義感が強いことで知られる元土地改革・管理大臣マトリカ・ヤダブ氏が党を離党し、「再構築」ネパール共産党毛派を結成した。
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彼は離党をするだけではなく、議員も辞職した。
閣僚時は汚職したとされる官僚をトイレに監禁(*)したり、YCLによる土地占拠を助長したりと後先を考えずに行動するヤダブ氏だが、真の共産主義者と言える。彼が結成した新党の党員はまだ彼一人のようだが、彼の離党によってマオイストの弱体化(特にネパール南部タライにおいて)は避けられないようだ。

(*補足:トイレ監禁は日本のキレイなトイレをイメージすると大人の「お仕置き」としてはどうなのかと思ってしまうかも知れませんが、一般にネパールのトイレ事情は水不足のこともあり、酷い。特に、公共のトイレ(官庁も含む)は酷さが倍増する。偉い官僚をくっさいトイレに監禁することは相当プライドが傷付くことである。また、浄・不浄という概念が未だに残るネパール社会を考えるこれをどれだけ厳しいお仕置きか想像がつく。)

タル族によるストライクが終了

 2009-03-15
海外にでも聞けるようになったと思えば、どうも最近調子の悪いカンティプル・ラジオ。なかなか聞けないようになっている。16時間の停電のせいだろうか。
さて、そのカンティプル・メディアから分離したマイ・レパブリカメディアは迅速な情報に力を注いでいるようだ。夜中政府とタル族代表の間で行われた合意を早速ネットで掲載している。
それによると二週間近くネパール南部にストライク活動を続けていたタル族(&少数民族)の代表とネパール政府の間に6項目にわたって合意ができたようだ。
タル族と他の少数民族が抗議していた自分たちを「マデシ」に枠づけて欲しくないということに関して、暫定憲法にある「マデシ」という単語を「タライ・マデシ」に変えることや、優遇措置をとる際に、マデシ枠にタル族を区分しないことなどで決着がついた。
また、ストライク中に亡くなった4人の活動家を殉教者と宣言することや怪我人の治療代を政府が支払うことが決まった。
これで、マデシ政党がどのように反応するのかまだ不明だが、今度マデシ政党が不満を出せば政府に追い打ちがかかるだけではなく、タライの治安がさらに悪化することが考えられる。

ところで、合意項目をなぜ6項目がこれこれだと示さず、文書でわからなく、そして不完全に載せるのか、ネパール・メディアの報道の仕方を不満に思う。

内閣改造なのに外遊か!?

 2009-03-24
先日、プラチャンダことプスパ・カマル・ダハル首相が今週中に内閣改造をすることを示唆した。野党のネパール・コングレスを含めた内閣にするためのものだと思われるが、コングレス内では内閣参加に非積極的な党員が多く、未だコングレスが内閣に加わるかどうかは決まっていない。

そんな最中、来週の日曜日(29日)から土曜日(4日)まで前回取りやめになった、ヨーロッパ外遊(フィンランド・ノルウェー)に首相を率いる一団が出かける予定である。すでに国家予算で定められた額以上を外遊に使い切っていることを二ヶ月前ぐらい前のカンティプル紙が取り上げているのだが、野党や市民社会から特に批判の声は聞こえてこない。ある程度、外交メリットがあるのは確かなのだが、内政が不安定な時期に外遊はまずいと個人的に思う。それに、妻子付きの外遊は無駄が多い!外遊団がどのように決まるのか報道陣に是非暴いて欲しいものである。

近況&政情

 2009-03-29
調査表が戻ってきた。回収率があまり高くないが、長い長い質問票に解答して下さった先生方に感謝したい。今は気が遠くなるデータ入力と分析作業に取り組んでいる。とはいっても、研究会に顔を出したり、友人にあったりもしている。昨日からは、お泊りで親友が横浜から駆けつけてくれたので、毎月恒例になりつつあるモモを一緒に作って食べた。今日は早咲きの花見でもしようかなぁ。w


さて、ネパールの政情のことだが、相変わらず青年組織の衝突→誰かが死ぬ→ストライクという状態が起こっているようだ。ちなみに、一日ストライクをするとネパール経済に1億ルピーの負担があり、過去1年で120日ストライクが起きているので単純に120億ルピーの損失が生じているという。

一方で、内閣改造を宣言したプラチャンダ首相だったが、最大野党のコングレス党との話がまとまらず、結局自党の二人の閣僚を任命することにとどまった。この任命も、昨年9月に問題を起こして辞任したマトリカ・ヤダブ氏の土地改革・管理省(ヤダブ氏が辞任してから首相が兼任)と今まで首相が兼任していた女性・子供・社会福祉省だけになった。最近の開発分野でも流行りの「包摂」という言葉に依拠して、不可触民とマデシを閣僚に任命したと豪語している。ちなみに、任命されたのはマヘンドラ・パスワン(土地改革・管理大臣)とラム・チャラン・チャウダリ(女性・子供・社会福祉大臣)だ。二人とも男性。「包摂といっても女性はないんだね」とツッコミたいところだ。
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