進まぬ議会
2009-01-06
12月の下旬から始まったネパールコングレスの議会ボイコットに続き、少数政党による妨害のため制憲議会がなかなか開会できていない。
マオイストが以前から占拠している土地や家からの撤退や
YCLの暴力活動のコントロールなどを約束してはきたが、
それを実行することに至っていない。
これに反発して最大野党のネパールコングレスが議会をボイコットしたのだった。
これに応じてプラチャンダ首相は3か月以内にすべての占拠土地・家を返却すること、
YCLの準軍事的な構造を3週間以内に解体させることなどの
9点に渡る合意文に署名することによって決着した。
しかし、これとは別件でまたも少数政党のいくつかが、
不可触民カースト(ダリット)への奨学金枠を減らす提言に反発し、
議会の妨害が続いたのだ。
このような動向をみていると新憲法制定は時間通りにできそうにない。
しかし、要求を聞いてもらうために何かを妨害しなければいけない状況は困ったものだ。
連立政権に危険信号!?
2009-01-08
今に始まったことではないのだが、現在のマオイスト主導の連立政権への批判が
政権内部からされることが多い。
このような状況の中、最近マデシ人権フォラムが政府から抜けることを主張している。
とは言っても、主張しているのは閣僚というよりも議員の方だ。
フォラムの36名の議員が、プラチャンダ首相へ自党が出している閣僚を解任するように求めたのだった。
しかし、現在報道されている限り教育大臣のレヌ・ヤダブ女史以外は辞任する意欲を見せていないし、むしろ「そのつもりはまったくない」と外務大臣のウペンドラ・ヤダブ氏が主張している。
マデシ人権フォラームの内部闘争が垣間見れるニュースだが、
「おいしい」ポストにいる、「汚職家」と名高き2名のフォラム閣僚が早速辞任を拒否したのをみて苦笑してしまった。
今後どのようにして36名の議員を納得させ、フォラムの閣僚が政権に居続けるのか注目したい。






