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腐っているのは食糧だけか

 2009-08-22
300人近くが下痢で亡くなっている西ネパールをめぐって、援助機関同士(正確には国際援助機関と人権団体。人権団体も援助機関によって支援、援助機関のような活動をしているので一応援助機関としている)で泥仕合が始まっている。実は、某人権団体が西ネパールのジャージャルコットに、支援されている食料が腐っていて、「下痢感染の根本原因が腐った食料」という記者会見をしていた。しかし、この主張を食糧支援をしている援助機関が却下。今回、人権団体側が支給された食料のサンプルを政府の調査機関に提出し、援助機関による食料が腐っていたと政府機関が正式に認めている(nepalnews)。援助機関は非科学的証明としてまだ認めていないが、これは事実であれば国際援助機関内の汚職や非効率性を明らかにしたことになる。また、事実ではなくても、援助機関同士の対立構造を明らかにしたことになる。

ちょうど今週のMyrepublicaのコラムに現在注目を集めている若手の経済アナリスト、チャンダン・サプコタ氏がネパールの援助業界を批判している。彼によると、下痢による死亡者拡大が援助業界の問題を露呈しており、多額な援助が注ぎ込まれているネパールではなぜこのような感染拡大を効率的かつ確実に対象できていないのか不明確であるとしている。今回の感染拡大について、彼は多くの援助を得ている保健援助業界がこのこのような感染拡大にいかに準備不足だったかを指摘し、一体どこに感染症防止の援助が費やされているのかを問いただしている。
援助業界はどの業界よりも不透明で、その失敗に学ぶことはない。現在4割以上の予算が援助に頼っているが、援助を100%とすれば、実際に予算内に組み込まれるのは74%であり、その中の実際どれぐらいが受益者に届くのかは不明である。また、貧困削減を目的にしながら、自力で貧困から脱出する機会を提供するよりも食糧支援を継続していることを批判している。

「人道援助」・「貧困策滅」のキレイごとを羅列して、結局は官僚組織と化し結局は自分の組織を維持することが目的ではないかと疑ってしまう。自助論や持続可能な開発の必要性を訴えられる援助業界だが、結局は発展途上国を援助中毒にさせているのが現状である。この「エン中」は人間のどの麻薬中毒よりも危険なものであり、回復し難い病魔であることは言うまでもない。


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