行き先不明
2009-11-01
今日からマオイストが大規模な街頭運動を始めた。与党の統一ネパール共産党やコングレス党と合意に至らず、結局街頭運動に突入する形になった。複数の閣僚がマオイスト運動が暴力的になった場合、武力を使う可能性も示唆しているが、果たしてこの運動がどの方向へ向かうのかまったくみえない状況にある。このような危険な要素を含みつつも、マオイストの運動は政権交代のためなのか、それとも大統領問題を解決して彼らがいう「文民主権」のためなのかもみえない。リーダーによって、政権交代と主張する人もいれば、「文民主権」を訴える人もいる。
一方、与党の姿勢は、前述の通り、場合によっては武力を行使し全面的に対立していく姿勢である。しかし、与党が一丸となって、マオイストと対立していくのかというと、そうでもなくて、各政党内で亀裂が見え隠れたりする。統一ネパール共産党からはネパール首相が孤立しているような状況だし、オリ派とカナル派の対立も深刻である。一方、コングレス党でも、前コイララ首相の扱いをどうするかということを現在の中央委員会で話し合われているが、こちらも一枚岩ではない。
このような各政党がグラグラの状態でのマオイスト運動である。さらに、マデシ人権フォラム(ヤダブ派)もマデシでの街頭運動を始めることを宣伝をしており、これらの運動によって何らかの変化があることは確実である。しかし、それがどういった変化なのかがまったく予想がつかないのである。





