スポンサーサイト

 --------
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ :スポンサー広告 トラックバック(-) コメント(-)

無駄遣い、それとも国民参加?

 2009-04-13
現在ネパールでは新憲法制定に向けて国民意見を収集する作業が進められている。その手法は、実際に議員が地方に出向かい、質問紙に書いてもらうのと、国民自身が他の媒体(郵送・電子メール)で収集委員会に送ることである。また、今後、意見聴衆会も各地域で開かれるらしい。
これらの手法に関する様々な批判がある中で、昨日、質問紙調査に対する根本をついた批判を社会学者(メディア論)プラテョシュ・オンタ氏が主要メディアのカンティプール新聞を通してされた。彼の批判は単純だが、前述のとおり根本をついている。しかも、(制憲議会)議長のネムワン氏(統一共産党)に責任追及している点は、他の責任追及の的が絞れていない批判と異なる。彼の論点は主に以下の3点だ。

1.質問内容が難しくて理解しにくい。しかも、回答方法までもが説明不十分。
2.質問紙結果がどのように使われるのかが不明。
3.誰がこの質問紙を作ったのか、誰が分析するのかも不明。

全文(英語)を参考されたい方はコチラへどうぞ。

実は330万部の質問紙がすでに印刷され、2月の下旬から3週間の調査が終わっている。(結果がどうか、回収率がどうかという話はまったく聞かない。)質問紙は11部門、各部門が約25問ぐらいの質問を含んでいる(ということは、11×25=275問)。一人が回答するのに相当な時間がかかることは安易に予想できる。
予定では、この分析結果は4月下旬に議会に提出されるという。回収率が5割だったとしても165万×275問の質問項目のデータ項目をわずかな時間(1か月?)で分析するのは無茶だ。予算は約40憶ルピー、ネパール人の平均年収約2万ルピーということを考えれば、国民意見がきちんと反映されなければ相当な無駄遣いだということが明らかだ。
このような状況の中で今回のオンタ氏の指摘はどのような影響を及ぼすのか、それとも及ぼさないのか興味深い。
スポンサーサイト
コメント
ご無沙汰してます。つめくさです。

つい先日まで、とある省庁の調査支援のお仕事をしていました。質問表を作って、配布・回収して、分析する、という。
いや、なかなかに大変でした。。
しっかりとした分析・評価をするために、その省庁がどこの結果を見たいのか、政策に繋がる公正な指標を得るためにはどうすべきなのか、質問表作りが手強かった。

なので、上記のプラテョシュ・オンタ氏の言うことはよく分かります。そしてDipの指摘しているとおり、(11×25=275問)は質問が多すぎて難しい気がするね。
回答する側も、そしてそれを分析する側にとっても。
【2009/05/07 08:02】 | つめくさ #- | [edit]
質問紙調査は僕も身をもって、その難しさに直面しているわ。今後自分の論文のためにも質問紙調査についてはもっと勉強していかなければ・・・

【2009/05/07 12:12】 | dipskyjp #- | [edit]












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://dipskyjp.blog17.fc2.com/tb.php/164-b1e0744e
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。