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期限内に政権成立できず

 2009-05-09
今日から教育開発の勉強会。遠隔の東京・神戸・ワシントンをSKYPEで繋いで進行している。自分が修士の時に必要とした内容が、今は学部生から聞けるなんて、なんと幸せなことだろう。日本の教育研究に移行しつつある私にとっては、今後のために「蓄え」になることを期待している。博士論文をやりながら参加していくほど要領がよくないが、運営側にまわしてもらったので負担は少ない。

さて、ネパールの政治情勢だが、前回の記事から特に進展はない。今日までに新たな政権を作るようにヤダブ大統領は指示しているが、99%、それは無理。まだまだ、各政党は内部会議に忙しいし、政党間で合意にこぎ付けたとしてもマオイストは、大統領による参謀総長への留任命令が取り消されない限り、(マオイストは象徴的な権威としての大統領に留任権限がないことに違憲性があり、民主主権が崩壊すると主張しているため)議会を開催させない方針をとっている。議会を通さない限り、首相は任命できない。昨日刊行のNepali Times, CK LAL氏のコラムには大統領が威張らずに自分の命令を取り消し、法廷から参謀総長解任問題を解決するよう促している。まさに、その通りだ、この問題は法廷に持ち込まれていれば、もうちょっとマシな政治状況になってたはず。さて、各政党・大統領はどのように決着をつけるのだろうか。

現在の主な政党のスタンス:
マオイスト:大統領の留任命令が取り消されない限り、議会を運営させない。取り消された場合、政権をリードする可能性もある。

ネパール統一共産党:次の政権をリードする意向を示している。ただ、党内に現党首カナル氏と前総書記ネパール氏(コングレス党とコングレス党寄りのオリ派が支持)を首相にする二つのグループに分かれている。2つの選挙区で負けているネパール氏を支持する心境がいまいち分からないのだが(フィクサー的で“真面目”という評価はあるが)、首相となれば国民からかなりの反発が予想される。

コングレス:議席数で第2の政党であるにも関わらず、政権を率いるつもりはまったくないようだ。ネパール統一共産党を次政権をリードするように促しているという。

マデシ・フォラム:まだ内部会議中だが、新政権はリードしない方針を出している。報道では、マオイストが率いる政権を支持するグループ(ヤダブ党首・外務大臣)と統一共産党がリードする政権を支持する(ガチャダールインフラ・労働大臣)の二つに別れている。
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コメント
今のネパールの状況、ディプさんには、まるでなってないように感じられるかもしれませんが、少なくとも今のところ暴力沙汰にならないで、各政党が自律的にいろいろな動きとやり取りを行っているわけで、全体としてかなりいいガバナンスが働いているとも見れるのではないでしょうか。

今の状況のなかでインドからの介入の動きはあるんでしょうか。インドは参謀総長と陸軍を支持しているようですが…。米国と中国はいかがでしょうか。
【2009/05/09 14:25】 | mikionz #- | [edit]
幹夫さん、
議会がなかなか進まない国にガバナンスがあるといえるのでしょうか。各政党が自律的にやっているかどうかも疑問です。
分かった上での質問だと思いますが、
指摘されたように、インドの介入は明らかです。参謀総長解任前に10回は会いましたかね、在ネ・インド大使が、首相を。明らかにマオイスト嫌いなインドからの指示でコングレス党が動いているのがみえみえです。インド国内でも最近毛派の動きが活発だと聞きますし、マオイスト政権が成功したら困るという意図があるのではないでしょうか。
米国からは明らかな介入はいまのところないですが、今後の発言に注目です。今までの歴史をみると中国は注目をされるような介入の仕方はしませんが、何かと口出しはしてくるでしょうね。
【2009/05/09 19:16】 | dipskyjp #- | [edit]
ディップさん、

ガバナンスについて言えば、誰か一人か一つの団体が全てを取り仕切るというより、国内でいろいろな主体がいろいろな動きをして、それで結局ことが決まっていけば、ガバナンスはうまく働いていると言えます。

制憲議会選挙も、延期はありましたが結局行われ、王制が平和のうちに廃止され、ものごとは遅いように見えても確実に進んでいます。

この平和的な共和制への移行といい、内戦の平和的終結といい(確かに1万3千人の人たちが亡くなるなど、癒されるべき大きなトラウマは生まれましたが)、ネパールには「平和の懐の深さ」ともいうべきものを感じます。

アジア太平洋地域で内戦が比較的平和的に終わった例は、私が知る限り、ネパール、それとバングラディッシュのチッタゴン丘陵の紛争くらいです。

これらも広くガバナンスだと言えます。それは、ネパールの文化、政治文化(立場の違いを手っ取り早く武力で決着つけようという文化ではないとか)によるものではないかと思います。

周辺国でマオイスト政権を一番恐れているのはインドですね。今後インドがいろいろとゆさぶりをかけてきそうですね。南部のテライ地方でも謀略的な動きがありそうですね。

中国は経済援助がこのところ凄いんでしょう?中国のネパール国内のプレセンスは大きいようですが、表だった介入の動きはないんですね。

米国は現在はネパールの国内情勢について中立を保っているんですかね。オバマ政権のネパール政策はどんなものでしょうね。調べてみようと思います。
【2009/05/10 20:23】 | mikionz #- | [edit]












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