合意近し!?

 2009-10-04
ダサイン期間中の交渉が実って、どうやら議会妨害を進めているマオイストと与党にいるネパール統一共産党とコングレス党の主な三党が合意に近いと報道されている。問題は、合意文の「言い回し」だけのようだ。マオイストは大統領の参謀総長への留任命令が違憲としているため、大統領の行動に関することを合意文にいれたがっている。しかし、どうやら現段階では、「参謀総長の任命・解任手続きを明確にする」だけになっている。さて、どのような形で合意に至るのだろうか。
写真:コングレス党主催のお茶会に参加する各党首)

各政党が話合い、合意に至らない限り政権運営を始め新憲法の制定が進まないことは自明なわけだが、期限ギリギリまで合意・譲り合おうとしない様子は「ビスタライ×2」(ゆっくりゆっくり)の文化が蔓延るネパールらしいと思ったりする。それがスローライフで良いこともあれば、政治状況では後悔を残すこともある。今回の「ビスタライ×2」な政治のおかげで完全に制憲に遅れが出ているだけではなく、無能なネパール政権まで誕生させてしまった。議会が始まり、やっとネパール政権のお手並み拝見となるが、権力の悪利用だけに終始した今回の内閣にネパール国民があまり期待していないと思う。新憲法される7カ月前にして、ティハル祭後再び政権が変わらないとも言えない。

Happy Vijaya Dashami 2066

 2009-09-28
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Happy Dashin

ダサインおめでとうございます。(ダサイン祭については過去の記事をご参照下さい。)
今年のダサインは義弟も日本にいたお陰で、ネパールのダサインらしく10年ぶりにトランプをしたりおいしいものを食べたりして過ごしました。さすがに、肉料理が一週間も続くネパールのダサインには、もう慣れないかも知れません。(笑)

ネパール企業で働く:従業員向けのイベント

 2009-09-25
まだいつになるかわからないが、きっと近未来であることを信じ、就職先としてネパール企業のことを調べることがある。また情報通信の進歩によって会うこともない同級生が、どのように、どこで働いているのかがわかる便利なご時世である。

近年目につくのが従業員向けの様々なイベントである。誕生日会、ボーリング、定期的な飲み会、従来外国人が対象だったラフティング、また一流企業では海外(インド)訪問が一般的になってきている気がするのは私だけだろうか。

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以前は、会社からのイベントといえば、年一回の遠足というところではなかっただろうか。消費文化の趨勢とも言えよう。近年の不安定的な政治状況による人材の外国への流出や文化となりつつストライキを防ぐ経営者の努力ともとらえることができる。

しかし、お気づきになったかも知れないが、これらの企業に働くのは中産階級以上のごくわずかな層である。上記のようなイベントを行っていると情報を得ているのは現在盛んな情報通信企業や旅行業者であり、「コネ」や「学歴」がある中産階級以上が従事する職業なのである。

低所得層が従事している多くの職業は単純労働であるため代替の労働者はいくらでもあり、労務管理に重点を置く企業は少ない。また多くの企業が内戦期間および現在のネパール南部の不安定な治安によって全滅しているところも多い。

傍からみている私としてはますます格差を実感するのだが、当事者たちはどのように思っているのだろうか。

宗教観の形成

 2009-09-23
我々は生まれた時から様々な名目で呪縛されてこの社会で生きている。まず、生まれた時点で「男」か「女」かということで呪縛され、家柄で呪縛される。ネパールだとどの民族だとか、どのカーストだとか。。。宗教も悪く言えば一つの呪縛であり、よく言えば頼れる価値観・生き方であろう。

来日して、怪しい宗教への勧誘を受けることがあるが、咄嗟に「どのような宗教も尊重するが、私はシャキャ族であり、仏教だ。」と断ることがある。シャキャ族の男子は小さい頃に仏門に入る儀式はあるものの、写真があるものの幼いためまったく記憶が残っていない。
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仏教徒と言え仏教の教えを全部言えるわけでもない。しかも、ネパールでは今はダサイン、ヒンズ教のお祭りだが、我が家でも普通にそれを祝うのである。ネパール仏教に詳しい人はご存知かも知れないが、ネパール仏教はヒンズ教と調和した形で残っているのである。

それでも自分が仏教徒だと思うのは、幼い頃から我が家では仏教徒ということで鶏肉を食べることはなかったからだろうか。それに法事(例えば、祖父母の命日)があると決まってお坊さんが招待され仏教式の儀式が進められた。例えば、御経を読んでもらい、お坊さんにご馳走し、法話を聞く。その法話を通して、仏教の教えとかを物語の形式で聞く。鶏肉を食べない理由もこの法話を通して知った。お釈迦様が足を怪我し、膿みができ虫が集るように成ったときに鶏がその虫をキレイに食べてくれたから、鶏を大事にしなければいけないというのである。このような多くの法話を通して、仏教の教えが口頭で伝えられており、そのいくつかが記憶の中にある。

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(一時帰国の時に参加した法事。後ろに日本のアタックが光ってる。wクリックで綺麗にみれます。)

最近はこんな法話も忘れたのか、ネパールでも仏教徒に関わらず鶏肉を食べる家庭が増えてきた。もちろん、我が家でも食べている。日本にいる僕は「郷に入れば郷に従う」勢いで、何でも食べる。食事制限よりも、もっと本質的な教えを大事にしていきたい。その教えとは何かを勉強する必要はあるのだが。(笑)

本当の祭はダサイン後!?

 2009-09-21
ダサインが始まり政治も休みモード。マオイストによる議会妨害によって、予算案までもが採択されていない現状である。こんな中、ネパール首相も国連総会のため代表団をつれアメリカへ出発した。暢気に海外訪問をしているネパール首相だが、ダサイン後本当の「祭り」が待っている。

マオイストは街頭運動の第一弾のが成功に終わったと宣言しており、ダサイン・ティハル後に再び大きな運動を展開することを宣言している。またマデシ人権フォラム(ヤダブ派)はダサイン後にマデシ運動を繰り広げることを宣言している。果たして、ネパール首相が拡大する街頭運動にいかにして対処するのだろうか。
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